ヤングケアラーへの相談支援事業
堺市ユースサポートセンターでは、令和5年4月よりヤングケアラーの方々への相談支援事業を開始しました。 6月からは居場所づくりの事業も始めます。必要な方に必要な支援がとどくように、多くの人に知っていただきたいと思います。
ヤングケアラーとは
本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている18歳以下の子どもや若者です。国の実態調査ではその割合が小学生の約15人に1人、中学生の約17人に1人、高校生の約24人に1人にのぼることがわかっています。もしあなたが、下記のイラストのようなことを日常的に行っていれば、相談ができます。
障がいや病気のある家族に代わり、買い物・料理・掃除・洗濯などの家事をしている
家族に代わり、幼いきょうだいの世話をしている
障がいや病気のあるきょうだいの世話や見守りをしている
目を離せない家族の見守りや声かけなどの気づかいをしている
日本語が第一言語でない家族の障がいのある家族のために通訳をしている
家計を支えるために労働をして、障がいや病気のある家族を助けている
アルコール・薬物・ギャンブル問題を抱える家族に対応している
がん・難病・精神疾患などの慢性的な病気の家族の看病をしている
障がいや病気のある家族の身の回りの世話をしている
障がいや病気のある家族の入浴やトイレの介助をしている
どんな相談ができるのですか?
義務教育を卒業した後、学校や会社などのつながりが薄くなると生活相談の窓口が限られてしまいます。49歳以下の若者の生活や就労支援の場が必要と感じ、堺市はユースサポートセンター(子ども・若者総合相談センター/堺地域若者サポートステーション)を開きました。堺市在住で49歳以下の方はご利用いただけます。また、その家族、関係者からのご相談も受け付けております。堺地域若者サポートステーションは、堺市周辺の方も対象です。
どんな風に相談できますか
お電話もしくはメールでお問い合わせください。(ラインでのお問い合わせも準備中です)。
メールでいただいた場合はいったん受信の返信をお送りいたします。その後お電話でのお話が可能であれば当センターよりお電話を差し上げお話をうかがいます。
相談はセンターへお越しいただくか、相談のうえ、センター以外の場所を借りて行うこともできます。
専門の相談員がお話を聴き、困っていることについて一緒に解決策を考えていきます。そのために必要な情報を一緒に調べたり、様々なサービスなどを使う場合のサポートも行ったりします。必要な場合には、医療や福祉の専門家との連携も行います。
また、同じような立場にある若者同士で話したり遊んだりできる居場所を月に1度開催しています(2023年6月~)ので、その案内も行います。
私たちは、子どもや若者が自分自身や周りの人々とのバランスを取りながら、健やかに成長し、将来にわたって自分らしい人生を歩んでいくためのサポートを行います。
交流の場
同じような状況のヤングケアラーの交流の場を、月1回開催します。
DVDを見たり、クラフト活動をしたりします。ドリンクを飲みながら、ゆったり過ごせる場所です。
日程と場所、参加申込については、堺市ユースサポートセンターのホームページからご確認ください。
相談するにはどうしたらいいですか
相談希望のご連絡、お問い合わせは、電話、ライン、ホームページ(メールフォーム)から承っております。「自分が相談していいのかな」「違ってたらどうしよう」と迷っていても大丈夫です。安心してご相談ください。
TEL 072-248-2518
受付時間:
9:00〜17:30(土・日・祝日・年末年始除く)
ご相談は下記よりお気軽にお問い合わせください
TEL 072-248-2518
受付時間:9:00〜17:30(土・日・祝日・年末年始除く)